日本人の身も心を癒す霧の観光地 箱根

東海道の宿場町として発展してきた神奈川県南西の観光地「箱根」—————
この土地は小田急線「新宿駅」から1時間30分ほどでアクセスできる温泉地として、日本人に長年親しまれている。明治時代の唱歌「箱根八里」で「箱根の山は天下の険」と歌われるほど、箱根山の往来は江戸時代の人々にとっても厳しいものだった。徳川幕府は1626年に東海道沿いの芦ノ湖畔に関所を設け、天然の要塞として参勤交代の要とした。そんな厳しい旅路にも関わらず、箱根七湯と呼ばれる豊かな温泉は旅人の疲れを癒した。

小田急ロマンスカーGSE「70000形」 新宿から箱根湯本までを1時間30分でつなげる

箱根は明治・大正時代には国道が整備され、交通アクセスが改善されたことで、多くの観光客が訪れる人気スポットとなった。また、古くから在日外国人向けの別荘があることで知られ、夏は避暑地、秋は紅葉狩り、冬には雪見の露天風呂など、四季折々の情景が楽しめる国際的な観光地となっている。

箱根駅伝の往路ゴールとして知られる芦ノ湖

芦ノ湖は3,100年前に起きた噴火による土砂が、仙石原を流れていた川をせき止めてできたカルデラ湖だ。芦ノ湖の湖面に映る富士山は、「逆さ富士」と呼ばれ、芦ノ湖の美しさをさらに際立たせている。交通アクセスは小田急線「箱根湯本駅」から、箱根登山バスを利用して22分ほどで到着できる。周辺にはブラックバス釣りや、観光海賊船、箱根神社、水族館、江戸時代の関所を再現した「箱根関所資料館」など数々の娯楽施設があり、訪れる観光客を楽しませている。

芦ノ湖越しの富士山

芦ノ湖の南端に位置する箱根駅伝ミュージアムは毎年1月に開催される「東京箱根間往復大学駅伝競走」(通称 箱根駅伝)と呼ばれる大学対抗駅伝の往路ゴール(復路スタート)となっている。東京・箱根の全長約217 kmを10区間に分けて繰り広げられるリレー形式のマラソンで、2018年は青山学院大学が総合優勝し4連覇を果たしている。

1つ食べると7年寿命が延びる大涌谷名物「黒い温泉たまご」

火山ガス地帯「大涌谷」

箱根ロープウェイを「大涌谷駅」でおりると、硫黄の匂いが立ち上る温泉地ならでは火山ガス地帯がある。3,000年前の火山活動でできた地獄のような荒涼とした場所で、地球の息吹を間近で体験できる人気観光スポットだ。以前は「地獄谷」とも呼ばれていた。

大涌谷名物「黒たまご」5個入り500円で販売している

ここでは地熱と火山ガスの化学反応を利用した「黒たまご」という名物ゆでたまごがある。このたまごは1つ食べると、7年寿命が延びるという言い伝えがあるので食してみてはいかがだろうか?

イタリア貴族の気分を味わえる箱根ガラスの森美術館

クリスタルガラスのクリスマスツリー

飲食業大手の株式会社うかいが運営する「箱根ガラスの森美術館」は、日本初のヴェネチアン・グラス専門の美術館として1996年に開館した。22周年を迎えた現在では累計来館者数が1,000万人を超えている。食を通じて顧客の喜びを提供するとともに、顧客の「ココロ」にも芸術品を展示することで幸福感を提供したいという創業者の思いがこめられた美術館だ。

年間平均50万人もの観客がこの美術館を訪れるが、来館者の50%はリピート客だ。このリピート率の高さは、顧客に対する「おもてなしの心」が従業員全員に共有できている証拠だ。実際、このガラスの森美術館にいる時間は東京のそれとは異なり、ゆったりと流れているように感じた。

ヴェネチアン・グラスでつくられた珠玉の名品がずらり

ヴェネチアン・グラス美術館では、15世紀から19世紀にかけて作られた、歴史的に価値が高い珠玉の名品を数多く展示している。これらのコレクションはイタリアから直輸入したものだ。他にも現代ガラス美術館、ミュージアムショップ、カフェレストラン、ガラスの体験工房などで数多くの施設がある。また、カフェ・レストラン「ラ・カンツォーネ」ではカンツォーネを定期的に公演している。季節のフルーツケーキに舌鼓を打ちながら、イタリア人の歌声に酔い痴れるのも一興だ。

カンツォーネを聞きながら、ケーキでコーヒーブレイク

箱根ガラスの森美術館の柳井康弘氏は美術館の魅力について、次のように語る。
「当館ではヴェネチアの貴族の館に招待されたお客様のような気分になっていただくように配慮しております。お客様には普段の生活から離れて、優雅に心を躍らせて過ごしていただきたいと考えております」

箱根ガラスの森美術館 柳井康弘氏(写真右)

富士山を望む露天温泉「ホテルグリーンプラザ箱根」

ホテルグリーンプラザ箱根

芦ノ湖や大涌谷などを観光するときに便利なホテルが「ホテルグリーンプラザ箱根」だ。このホテルは箱根ロープウェイ「姥子駅」から歩いて5分の場所に位置し、雄大な富士山を背景に四季折々の景色を楽しむことができるコストパフォーマンスが高いホテルだ。

仙石原温泉の絶景露天風呂

このホテルの特徴は日本一の富士山を眺めながら温泉を楽しむことが出来る露天風呂だ。特に女性用の露天風呂から眺める富士山は絶景だ。箱根十七湯の一つである仙石原温泉は、女性の肌に優しいナトリウム炭酸水素塩泉が含まれる弱アルカリ性の泉質で、動脈硬化、関節炎、高血圧、皮膚病などにも効果があるといわれている。

女性に人気の1日6室限定のアジアンツインルーム

ホテルグリーンプラザ箱根の客室は洋室・和室・和洋室・露天風呂付き客室・特別室の中から、自由に選べることができる。2017年に改装したアジアンツインルームは、富士山を望む専用露天風呂があり。ほのかなアロマの香りは贅沢な気分にさせてくれる。

ホテルオリジナルの美容クリーム「ミネラル Q10 ウォータークリーム」

売店「アプリコット」では様々な現地の名産品に加え、ホテルグリーンプラザオリジナルの美容クリーム「ミネラル Q10 ウォータークリーム」も販売している。売店課の清水剛氏は「見た目はただのクリームなのですが、手に塗り込むと液体化し、天然水の美容液になり肌に浸透します。成分はコエンザイムQ10が豊富に含まれているので、アンチエイジング効果が期待できます」と語る。温泉にはこの商品の試供品がおいてあるので女性は試してみるといいだろう。ウォータークリームはこちらのECサイトでも販売している。

ホテルグリーンプラザ箱根 清水剛氏(写真右)

四季折々の食材で丁寧につくった食事

濃厚ガーリックバターソースの特製ハンバーグランチ

昼食はラウンジ「ソレイユ」でいただく、1日5食限定の料理長特製「濃厚ガーリックバターソースの特製ハンバーグ」がおすすめ。美しい有田焼の器が料理を更に引き立てる。

夕食はレストラン「華の輪」の厳選食材を使用した約50種類のプレミアムビュッフェをおすすめだ。ここでは、出来立ての寿司や天婦羅、シェフこだわりのローストビーフ、刺身、しゃぶしゃぶ、デザートなども食べ放題で提供している。また、別のコースでは料理長特選のグレードアップコースも用意している。朝食は同じ場所でバイキングがとることができる。

約50種類のプレミアムビュッフェ
職人さんが握る出来たての寿司
チーズフォンデュファウンテン
カラフルなスイーツがズラリと並べられたショーケース

ホテルグリーンプラザ箱根の縣洋介マネージャーはこのホテルの特徴を次のように語る。
「英語、中国語などが堪能な従業員が多数在籍しており、訪日外国人観光客向けの多言語対応は万全です。また、箱根のホテルの中でも、透き通って大きく富士山が見える露天風呂は滅多にないため、お客様は非常に満足されています」

ホテルグリーンプラザ箱根 縣洋介マネージャー(写真右)

箱根町が発表した平成29年度観光客実態調査報告書によると、2017年の宿泊、日帰り客を含めた総観光客数は2,152万人と、大涌谷周辺の火山活動の活発化以前よりも上回る結果となった。これは、様々な新ホテルや新施設のオープンに加え、箱根町で過去最高を記録した訪日外国人観光客約50万人の後押しもあったと考えられる。

夏目漱石、森鴎外、川端康成などの日本を代表する文豪が愛した観光地、箱根。約100年たった今でも観光地としての人気に陰りがない。2018年に訪日外国人観光客が3,000万人を突破し、世界的な観光地となった箱根は、日本人のみならず世界中の人々の身と心を癒し続けている。

@japanではモデル水野彩音さんをメインレポーターに迎えて、「箱根観光」の様子を動画で紹介いたします。

箱根ガラスの森美術館
〒250-0631 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原940-48
0460-86-3111
開館時間:午前10時から午後5時30分(ご入館は5時迄)
入館料:大人1,500円 大高生1,100円 小中生600円

ホテルグリーンプラザ箱根
〒250-0631
神奈川県足柄下郡箱根町仙石原1244-2
ご予約
0570-092-489 全日9:30~21:00

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください